<第32話> クズにアタック
■ 2023年12月17日 の記録
母の家のチャイムを鳴らすと
玄関のドアが開いた。
何か荷物だろうと出たクズは
まさかの兄の姿に硬直。
浩太「あ・・う・・」
もうアイツは固まるしかなかった
ちっ・・
〇〇! △△△! ××××!!
と思わず脳内を放送禁止用語が飛び交う。
そして
完全シカトで母と話す。
母も驚いたフリをして合わせた。
母よ、まぁまぁな演技だったぞ。
やっぱり・・・
ゴミ屋敷で遭難したときのやせ具合から一転
規則正しい生活と
欠かさず出てくる3度の食事で
見事に重量級へと変貌していた。
アイツにはもう
隙をみて、なし崩し的に
怒れる兄と普通の会話をして
(怒られるのを回避するために)
うまくごまかしたかったのだろう。
さすがに
もういくら謝っても
ムダなことは分かったのだろう。
もう逃げられないことを悟ったのだろう。
逃げるだけ逃げて
怒られるのは自分のプライドが許さないってか
アイツは
チラチラとこちらの顔をうかがっていた。
ごまかしたい一心でニヤニヤしながら。
・・キモいんですけど・・
(応援ありがとうございます)
寒い中を冷たい強風に当たりながら
歩いてきたせいか、私は寒くて震えていた。
暖房はきいているが暖かさを感じず
寒そうにしていると
喜子「寒いの?」
私「うん、全然あったかくない。
ちょっと厚着するわ」
アイツはニヤニヤしている。
母がアイツに聞いた
喜子「え、なんかおかしいの?
〇〇(私)が寒そうだから?」
浩太「え、おれ暑いから」
半袖半ズボン素足のクズ。
そりゃそうだろう
そんな分厚い脂肪で武装してれば
冬の三〇湾に捨てても凍死はすまい。
アイツはニヤニヤしながらこちらを見ている。
スライムがじっとこちらを見ているよりも
はるかにキモい。
「お兄ちゃん
もう過去のことはみ~んな忘れて
楽しくやろうよ~」
・・・ 的な
・・・ブチッ・・・!
それまであくまでソフトに
アイツをシカトしていた私は
ついにブッチ切れた。
私「お前、メシの後オレの部屋に来い・・!」
浩太「・・・!!!!」
殺気を込めた私の怒りの表情と言葉に反応し
アイツのニヤニヤ顔は一瞬で凍りついた。
なし崩し作戦失敗
アホが
見え見えだわ。
お前の考える程度のことは。
(クズへの貸付金合計:280,000円)
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