<第15話> 相棒
Sさんはこれまでに起きたことも話してくれた。
Sさん「以前にも家賃が滞ったことがありまして
そのときは、大家さんが心配されて
月額5,000円 を引いてくれたんです」
私「・・・そうだったんですね・・
スゴい大家さんなんですね」
Sさん「とてもお優しい方なんです。
今回も心配されて
何か食べるものを持って行ってあげたいと
会社の方に相談があったんです」
私「ええ?!」
・・・なんと優しい大家さん・・
その思いを裏切り続けているのか
あのクズは
私「さすがに・・
相当怒ってらっしゃるのでは?」
Sさん「えぇ、かなりお怒りです」
・・・ですよね・・
Sさんも相当の怒りを抑えて
普通に接してくれている。
本当にありがたかった。
(応援ありがとうございます)
私は、考えていたことを話した。
私「ちょっと・・お話ししにくいんですが
本人の意思とは関係なく
『強制退去』ってできるんでしょうか?」
Sさん「はい、可能です。
ただ
滞納分のお家賃をお支払いいただくのと
警察同行の上、破錠(カギを破壊)して
部屋に入る必要があります」
私「警察?」
Sさん「はい・・・
勝手に入ると不法侵入になっちゃうんです」
私「今すぐSさんに
入っていただいて全然構わないんですが」
Sさん「ご家族がおっしゃってもダメなんです
結構手続きがあって
すぐ というわけにはいかないんです」
・・・なるほど・・・これまた・・・
私「承知しました。
それでは私から××に
「連絡なければ強制退去手続きを進める」と
連絡してみます。
それでも連絡が無ければ
強制退去の手続きお願いします」
Sさん「承知いたしました。
それではまたどうなったかを
ご連絡いただければと思います」
Sさん「あ、あと・・
退去までにお部屋のお片づけを
お願いいたします」
・・・何だかスゴいことになったな・・・
・家賃滞納
・ゴミ屋敷
・強制退去
・警察
どうしてこうなった?
頭がパニックになった。
(クズへの貸付金合計:80,000円)
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